【あの人113】Y・Kさん もう30年以上も前の話になるのかなぁ。 友達の親戚だという話しだったな。 家業は、今はすでに無くなってしまっているが、ガソリンスタンド兼整備工場だったな。 俺が行きつけの店によく顔を見掛けていたので仲良くなって、そこの店中でバカ騒ぎを週末にはいつもしていた気がする。 その繋がりで、彼の同級生の女性達ともスキーをしたりするようになっていたな。 なんだろう、ちょっとヤンキーが入ったままの高校生がそのまま大きくなったという感じだったろうか。 だから、女の子たちにはよくもてていたな。 何だったんだったかな、パーティーかな、よく覚えてないけど、彼の家で飲んで朝を迎えたという事もあったな。 俺の家とは、遠いと言うことも無かったから、歩いて帰ろうと思えば帰ってこれたけど、帰らずに泊まったという事は楽しい夜だったんだろうな。 で、突然彼が結婚した。 高校の同級生だという。 その彼女の方は、同じ音楽サークルでの知り合いだったから、突然何年ぶりかで現れた時はビックリしたな。 彼女は女性同士のデュオで、市内ではそこそこの人気グループだったな。 それで、家を継ぐことも突然辞めてしまって、岩手盛岡へ引っ越し音信不通になってしまった。 家の中ではかなり揉めていたという話しを後から聞いた。 もうそろそろいい年になっているので、元気でやっているのかなぁ。 |