【あの人111】Hさん 仙台で最初に就職した会社の3つ先輩である。 社長専務を除いては一番年長だったなと思う。 思えば、会社訪問をした時に対応してくれた事務員さんが可愛いと思っていたが、まさかその彼女と結婚しているとは知らなかった。 彼は千葉大で写真専攻(今では画像科学科となっている)をした人だったから、かなり優秀な人だったろう。 仕事ではレントゲンフィルムを扱う仕事が多かったから、写真を勉強してきたと言うのも理解できた。 出身は大船渡で、お父さんは、大船渡にあった太平洋セメントに勤めていると聴いたことがあった。 自分が入社した年の暮れごろのに、彼が当時住んでいたのは仙台市の鶴ヶ谷団地で、一度夕食に招いてくれたことがあった。 その時にはすでに子供がいて、かなりの親馬振りを発揮していた。 次の年、仙台市の連坊辺りにマンションを購入して引っ越した。 そこは、仕事の通りすがりに案内してくれて、その時も奥さんが在宅だった。 自分が退職して2年ぐらいした後に、勤めていた会社がダメになったようなので、転職をしているとは思うのだけど、どうなっているのだろう。 あれからずいぶんと年月が経ったから、子供も40は過ぎているのだと思う。 もちろん彼も年は取っているのだから、そろそろ年金生活と言うことになるのだろうか。 元気で居てくれたら良いのだけど。 |