【あの人110】S・K君 今の会社で後輩だった彼、年で言うと2つか3つ位下だったはず。 自分よりも2年ぐらい遅く入社したんじゃなかったかな。 かれこれ30年以上も前のことであるが、多分5年ぐらい在席したと思うけど、部署は同じでもシフトが別だったな。 実際には、自分は別会社への異動になったので、実質1年ぐらいしか一緒に働いていない気がする。 なので、あまり彼との思い出は多くはない。 その中でも、なぜかハッキリと覚えていることがある。 彼がスキーツアーで山形蔵王からの帰りに会社に寄って、頼まれていたお土産を置いていったときの事である。 ベンチコートを着て仕事部屋に入ってきた。 そして、買ってきた牛タンスモークのパックをいくつか置いていった。 その時の光景が懐かしい。 とある居酒屋のマスターと同級生ということで、何年か前にお父さんの通夜の時に会ったと話していた。 それによると、あまり変わっていなくて、そのままの彼だったと言うことで、何となく安心した。 もうそろそろ定年になるはずであるが、ずっとあの時の彼のままだったのだと思う。 |