【あの人106】K・Sさん ごく近所の人、今はどこに住んでいるかも分からない。 3人姉弟の末っ子、俺とは2つ違いぐらいだった気がする。 高校卒業後に、関東の銀行に就職したと聞いたのが45年も前の話し。 その後、何年か経ってから結婚したと聞いた。 彼女のお兄さんで、長男のKさんとは、小さい頃から仲良くしてもらっていた。 次女で末っ子のKさんとも、かなり仲がよかっと思っている。 家族が住んでいた家は、そろそろ朽ち果てようといているが、何気に末っ子のKさんをフッと思い出した。 身長はあまり高くなく、少し小太りだったような記憶がある。 確か、高校ではクラブにソフトボールをしていると聞いた気がする。 聞いたときはぴったりだと、妙に納得した。 遊んでもらっていたのは、俺が小学生の低学年の頃。 それ以降は見掛けることはあっても、何か遊んだという事はないだろう。 彼女のお父さんが亡くなったときに、葬式の手伝いをしたことがあったが、その時に顔を合わせた。 言葉を交わしたかどうかは覚えていないが、それはもう20年以上も前の話である。 今頃は、いいおばあちゃんになっているはずである。 |