【あの人104】T・O君 これを書こうと思った時に苗字が思い出せなかったが、別のブログに転載しようとしたときに思い出した。 そうそう、T・O君だったよ。 同窓会に会った時の彼の言葉を思い出した。 「音楽やってたから、テレビに出るって、ずっと期待してたぞ。まだ出ないのか」 その同窓会の時は、残念ながらバンドを組んでることはおろか、ベースを手にすることもなかった時代だった。 再びベースを手にするのは、その同窓会から数年が経ったときだった。 だから、彼の言葉はその時は結構応えた。 というより、自分に恥じ入った気がしていた。 心のどこかでは音楽をまたしたいと思っていたけれど、やれるメンバーも見つからずに、音楽の事さえも忘れていた時期だった。 彼は高校の同級生で、応援団幹部だった。 進学は某国立1期校で旧制四校。 普通に考えても頭は良かったんだと思う。 それでも、高校時代の彼は気取らずに、そんな素振りも見せなかった。 それが、大学を卒業して探偵になったという噂を聞いた。 確か、本人からも探偵をしたことがあると聞いた。 いつ転職したのかは分からないのだが、今では教職員になっている。 そして、これまた同級生のK・Kさんと結婚していた。 彼の「テレビ」の言葉はずっと忘れたことがなかったが、アマチュアバンドでは出演するのはかなり難しい。 けれど、幸いなことに地元にはCATVがある。 そして、バンドを再開して、いくつかのバンドを経験した頃に、CATVの番組でライブ模様が放送されたのである。 地上波ではなかったが、ちゃんとテレビに映ったのである。 ちなみにうちの長男が小学校に在籍していた時に、K・Kさんは同じ小学校の教員だった。(笑) |