【あの人55】K・Sさん 彼女、考えてみれば幼稚園から中学までの同級生だったんだなぁ。 幼稚園の時に、その当時いつも祖母が買い物に行くスーパーマーケットの近くに、彼女は幼稚園が終わると預けられていたので、何度も遊びに行った記憶がある。 その家の道路を挟んだ向かいには倉庫があって、いつもそこが遊び場だった。 また、記憶には無いのだから会ったことは無いのだろうが、彼女のお兄さん(おそらく叔父さん)がいると言っていた。そいういうわけだか知らないのだけど、なぜか「黒い炎」などというロックみたいなソウルみたいな、おおよそ幼稚園児が聴くとは思えないような曲を、彼女とその預けられた家とセットで覚えているのである。 彼女の小学時代の記憶は全然ないから、ひょっとして転校したのかもしれない。その辺は定かではないが、中学の2年の時に、また同じクラスになった。 彼女はリーダー的な存在なので、クラスの女の子たちを引っ張ってくれた。合唱大会とかクラスマッチや運動会とうクラス対抗のイベントになると、彼女を中心に女の子たちが動いてくれるので、クラスが一緒になって大いに盛り上がることができた。3年生の運動会の応援でのキャンディーズの「年下の男の子」の振りは、今では恥ずかしいながらにちゃんと記憶にある。 高校は別々になってしまった。彼女はその後短大へと進み、市内の幼稚園か保育園の保母さんになった。 高校を卒業し、全然顔も会わせなくなってしまったが、数十年ぶりに行きつけの本屋で、これまた久しぶりに会った友達と話しをしているところで会うことができた。 しかし、お互いにかなりの年数が経っているわけだが、相変わらずの調子だったので元気だったんだろう。 その再開からまた10年以上も経ってしまったが、今ではどうしているのだろう。また、ひょんなところで顔を会わせることができるかもしれない。 |